ドラマ『時効警察』が12年ぶりに帰ってくる!!
2006年に放送されたドラマ『時効警察』がテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠に帰ってきます!!
深夜帯のドラマとしても優秀な平均視聴率10.1%と人気作品だったので、2007年には第2シリーズにあたる『帰ってきた時効警察』が放送されたのですが、第1シリーズを上回る平均視聴率12%という好結果を出した人気作品が12年ぶりの2019年10月11日にテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠に第3シリーズ『時効警察はじめました』として帰ってくるのです!!
そのドラマ『時効警察はじめました』の放送開始に先駆け、2019年9月29日にテレビ朝日系「日曜プライム」枠で『時効警察・復活スペシャル』が放送されました。
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ドラマ『時効警察』ってどんなドラマ??
ドラマ『時効警察』とは、主人公の総武署時効管理課の警察官・霧山修一朗が“趣味で”時効(公訴時効)が成立した未解決事件を捜査していくさまをコメディタッチに描いた作品です。
真相解明しても時効が成立しているため罰せられることはないので、あくまでも霧山の“趣味”としての活躍が描かれています。
脇を固めるキャスト陣も1クセも2クセもある人物が登場し、面白おかしく見れるドラマになっています!
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ドラマ『時効警察・復活スペシャル』をご紹介!!
ドラマ『時効警察・復活スペシャル』を見逃した方も安心!!後で無料で視聴する方法も説明してます。
まずは番組公式HPに紹介された内容をご紹介します!!
時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)――あの伝説の男がFBIに派遣されてから12年が経ったある日、ふらっと総武警察署の時効管理課に帰ってきた。
しかも舞い戻るや、霧山は24年前に発生した「浦島ガソリンスタンド火災事件」に興味を抱く。
寂れた港町・浦島町のガソリンスタンドが全焼した上に大爆発を起こし、焼け跡から損傷の激しい焼死体が見つかった、この事件…。
警察は当時、死体が握っていた制服のボタンや体格などから、犠牲者は元アルバイトの高校生・沢村浩司と断定し、事故・殺人・自殺の可能性も含めて捜査したが、真相は闇に覆われたまま。
くしくも9年前、殺人の時効が廃止されるわずか1日前に時効を迎えていた――。
日本に戻ってきたところで特にやることもない霧山は、この事件を調べてみることに。
霧山への恋心が再燃した交通課の三日月しずか(麻生久美子)も、下心をちらつかせながら、趣味の捜査のお手伝いを名乗り出る。
さらに新人刑事の彩雲真空(吉岡里帆)も刑事課という自分の本業は二の次で、時効事件の捜査に首を突っ込んでくるのだった。
そんなこんなで週末、霧山と三日月は事件の情報を集めるため浦島町の交番へ。
焼死体が見つかった部屋が当時空き部屋だったこと、沢村の母・加奈子(余貴美子)や離婚した父・新一の現在の消息が不明であることなど、新情報を得る。
しかも、判明したのはそれだけではなかった。
先日、九品仏さやか(菊地凛子)というライターが交番に現れ、事件のことを聞いていったというのだ!
なぜ九品仏が自分たちと同時期に同じ事件を調べているのか気になった霧山は、すぐさま本人と接触。
すると、九品仏が追っているのは沢村の事件ではないことが分かる。
なんでも彼女は“71歳にして40代の肉体を持つ男”として大人気のタレント・美魔王藤原(武田真治)の年齢詐称を疑い、過去を追って浦島町に行ったというのだ。
しかし、九品仏の何気ない言動からふと、沢村の事件と美魔王の関連性を疑った霧山はさらなる捜査を敢行。
やがて“驚愕の真相”が浮かび上がる…!
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ドラマ『時効警察・復活スペシャル』のネタバレ・あらすじ!!
時効になった事件を趣味で捜査していた霧山修一郎が12年ぶりにアメリカから日本に帰って来た。
霧島がFBIに派遣されアメリカに居る間に時効制度は変わって殺人などに時効が無くなっていた。
しかし時効管理課は遺留品が山積みになっていて全然減らずパンパンだった。
そんな中、24年前に起きた「浦島ガソリンスタンド火災事件」に霧島は興味を持つ。
事故か自殺か事件かはっきりしないまま2010年に時効を迎えた。
殺人の時効が廃止される1日前に時効になっていた。
事件は24年前、起こった。
浦島町のガソリンスタンドが全焼し貯蔵してあったガソリンに引火し大爆発となる。
その焼け跡から一人の死体が発見される。
激しい損傷から身元確認は容易ではなかった。
炭化した右手から発見された制服のボタンと身長、体格などから犠牲者は元アルバイトの高校生、沢村浩司と推測された。
火災以降、彼の姿を見た者はおらず、帰宅もしない事から約一か月後、死体は沢村浩司と断定された。
事故、殺人、自殺の可能性、様々な角度から捜査したがいずれの結論にも至らず2010年時効を迎えている。
家に居てもする事がない霧山は趣味を始める事にした。
バツイチになった三日月は霧島がまだ独身だという事を聞き出し「千載一遇のチャンス」だと思い以前のように趣味の捜査のお手伝いをする事にする。
翌日、霧山は刑事課の新人、彩雲真空を紹介される。
「伝説の男、霧山修一郎だ」と呼び捨てにしテンションが高い。
彩雲は何と刑事課で十文字疾風の部下だった。
十文字は「ユーモアセンスを磨け」と彩雲に言っているが自分の言ってることも訳が分からず「ボケのセンスが底抜けだ」と笑われていた。
霧山がアメリカに居る間、日本では「美魔王藤原」が話題になっていた。
年齢は71歳でありながら、どう見ても40代にしか見えない。
年齢詐称の疑いはあったものの今では健康食品やトレーニングマシーンなど美魔王藤原の名前が付く商品はバカ売れし若返りを願う中高年のアイドルとなっていた。
早速、霧山と三日月は事件の事を調べに事件のあった浦島町に聞き込みに行く。
浦島交番の針に当時の沢村浩司について聞くとスタンドでアルバイトをしていたが火事の頃はもう辞めていた。
死体の発見された場所は空き部屋で沢村浩司は誰もいない空き部屋で発見されていて不自然だった。
沢村浩司には当時38歳の加奈子という母親がいた。
父親は小学生の時に離婚していて行方は分からなかった。
警察は「同じことを聞きに来た人物がいた」とライターの「九品仏さやか」という名前の名刺を見せた。
霧山と三日月は九品仏の所に向かった。
「何故、時効になった沢村浩司さんの事件を調べてたんですか?」と聞いてみる。
ガソリンスタンドの事件について調べているものだと思っていたが九品仏はガソリンスタンドの事件に関しては全く興味を持ってなかった。
今、話題の美魔王藤原には年齢詐称疑惑があり藤原の出身地が浦島町だった。
「全く別の事件で浦島町に行ってたってわけね」と言う九品仏に「全く別の事件ですかね?」と霧島は疑問を持ち始める。
何か分かったら情報を共有する約束をして帰る帰り際霧島は「九品仏さん、沢村浩司さんとはお知合いですか?」と尋ねる。
「いえ。知りません」と即答するが自動ドアのセンサーで霧島は九品仏の言ってる事を嘘だと見破る。
体温が上がったらセンサーは反応すると霧島は三日月で証明する。
霧島は沢村浩司と美魔王の過去は繋がっていると思っていた。
霧島たちが追っていたのは沢村浩司の焼死事件で九品仏の追っているのは美魔王藤原の過去で一見、違う事を追っているように見えた。
結局、浦島町では沢村浩司の手掛かりは今のところ掴めなかった。
彩雲が事件を整理する。
美魔王と呼ばれている藤原安二郎は26年前浦島町を出て一度も帰って来ていない。
24年前にガソリンスタンドの火事で沢村浩司が焼死。
藤原安二郎は沢村浩司の母親が離婚した夫である藤原新一の弟だった。
そして8年前、藤原安二郎は高知県の農場に現れ「美魔王藤原」になった。
霧島たちは美魔王藤原について調べる為に会社に向かう。
セキュリティーを掻い潜りライターの振りをして三日月が美魔王に近づいた。
しかし、「アポなしの取材はお断り」と恐いスタッフから一刀両断される。
一応、名刺を藤原に渡しただけだった。
霧島は再び九品仏に会いに行っていた。
九品仏が美魔王藤原の過去を調べているのは「ある人の面影」だという事だった。
九品仏が知っている人の面影が美魔王藤原にあると言う九品仏に霧島は 「沢村浩司さん」と名前を出す。
自動ドアが開いたので分かったと霧島はバラす。
九品仏は高校2年生の時に予備校で沢村浩司と出会った。
九品仏の片思いだった。
当時、沢村浩司は精神的にも経済的にも余裕がなかった。
母親の加奈子は成績の良い浩司を大学に行かせようといくつもの仕事を掛け持ちしていた。
浩司は母親の期待に応えようと頑張っていて成績優秀だった。
しかし、浦島町の火事があった日から予備校に来なくなった。
しばらくして火事で亡くなったはずの浩司がテレビの画面に映っていた。
「沢村浩司さんの面影?いや、面影ではありません。彼でした」と九品仏は断定した。
「美魔王藤原」は藤原安二郎ではなく沢村浩司っぽいというのが九品仏の見解だった。
だとすると焼死した死体は誰だったのかが問題だ。
さらに沢村浩司が生きていたとして何故、藤原安二郎として現れたのか?
まだまだ疑問がたくさん残っていた。
九品仏によると美魔王藤原には黒幕がいるとの事だった。
背黒岩男という美魔王のマネジメントを一手に引き受けて自身も健康食品会社を立ち上げ美魔王ブームで莫大な利益を上げていた。
背黒岩男と藤原にどんな接点があるのか分からないが2011年頃、背黒は自分の経営している農場で藤原を働かせるようになった。
二人は若い頃からの知り合いで裏社会との繋がりもあった。
しかし、美魔王には空白の時間があった。
調べても一切、情報が出てこない何年間がある。
色々と胡散臭いので背黒と美魔王は警察も別件で内偵をかけていた。
ガソリンスタンドの火事で焼け死んだのは誰なのかを、はっきりさせる為に調べているキジマという刑事がいるが詳しくは教えてくれないと九品仏は言う。
実は、キジマという刑事は三日月の元夫だった。
三日月は霧島に唆され元夫に話を聞きに行かされる。
県警も美魔王藤原の過去を調べていて年齢詐称となれば詐欺として立件も視野に入れていたが藤原の過去は九品仏が言う通りある時点で途切れていた。
美魔王藤原こと藤原安二郎が浦島町を離れたのは26年前だった。
東京から来た若い女とできて東京に行った。
しかし、お世話になったヤクザの組の金を1000万円ネコババした。
その後テレビのバラエティ番組でナスBの取材を受け一躍有名になったがそれまでの足取りは全然つかめなかった。
「よくヤクザが追って来なかった」とみんなが言い出すがヤクザの組は十数年前にヤクザ同士の抗争に負けて壊滅状態だった。
再び霧島達は24年前火災の起きた浦島町のガソリンスタンドがあった場所に来た。
ガソリンスタンドは無くなり更地になっていた。
交番の針に話を聞こうと思ったが沢村浩司の死体の検死の資料、藤村安二郎の資料も一切ない。
2.14バレンタイン大火で、この街のほとんどが消失してしまい焼け残ったのは涙目地蔵だけで大火から8年、再開発が進み更地になり全く違う街になったとの事だった。
そんな中「どうかしましたか?」と噂の美魔王藤原が霧島達に声をかけてきた。
霧山は「総武警察の霧山というものです。ガソリンスタンドの火事を趣味で調べてまして。時効になった事件を調べるのが趣味なんです」と何も隠さず藤原に話す。
「時効ですか?解決したんですね」と藤原はここの土地を会社が買ったと言う。
そんな中ずぶ濡れの変な男がウロウロしていた。
針が「待てー。ずぶ濡れ!」と追いかける。
霧島が「彼女に取材をさせて下さい」と藤原に頼んだが最初は「事務所を通して」と躊躇するが「何かあったら」と個人的な連絡先だという名刺を三日月に渡す。
「魚を盗んでいるんではないか?」と疑われている、いつもずぶ濡れの男を追いかけていた針だったが「しかし、歳だなー私も。40過ぎるときつい、きつい」と呟く針に
三日月は「40代なんですか?」と思わず聞く。
「今年の11月で41歳です」と言う針に「逆美魔王」と三日月は驚く。
一方、彩雲は何故か霧島達を密かに手伝っていた。
早速、今から23年前、沢村浩司の母親が自殺して救急搬送していた事を霧島に連絡した。
ガソリンスタンドの火事から1年後の事だった。
大火で全てが失われ、美魔王藤原が沢村浩司である事を立証できるのはDNAしかなかった。
そんな時、霧島に三日月から「美魔王に呼び出された」とメールが届く。
三日月は藤原の仕事が終わるのを待っていたが、ふとブラシに付いている髪の毛が気になる。
霧島が「DNAが手に入ればなあ」と言っていた事を思い出す。
藤原のブラシに手を伸ばした三日月は、いつの間にか真後ろに立っていた藤原に驚きひっくり返る。
水を3杯一気飲みし落ち着いた三日月は沢村浩司の事について尋ねる。
「事件の事はもちろん覚えている。でも葬儀にも行けなかった」と三日月に話す。
帰り際、藤原は三日月がライターでない事を見破り「霧山さんに伝えて下さい。姑息な手段を使わず直接会いに来てください」と言われてしまう。
三日月、九品仏、彩雲は霧山の家で鍋の準備をして霧山を待っていた。
待てど暮らせど帰って来ないので3人は鍋を食べ始めた。
九品仏が二人に当時のガソリンスタンドのオーナーの似顔絵を書いてもらったと見せる。
残念ながらこの人は10年前に亡くなっていて話は聞けなかった。
そこへ霧山が「美魔王藤原のシラタキダイエット」が大ブームだとシラタキを山ほど買ってきた。
そこで九品仏がもう一人のガソリンスタンドの従業員の似顔絵を見せた。
すると似顔絵の男はこの前、浦島町で見た「ずぶ濡れ人間」の顔にそっくりだった。
霧山たちは早速、ずぶ濡れ人間に会いに行く。
ずぶ濡れ人間によると火事が起こる前、藤原安二郎はガソリンスタンドに匿われていたと話す。
藤原安二郎は東京でやらかして暴力団に追われていたので火事のあった部屋でひっそり暮らしていたとの事だった。
遺体確認の時スタンドのオーナーは藤原安二郎の事は何も言ってない。
死体が藤原安二郎の可能性もあったのに何故、何も言わなかったのか?と聞くと、ずぶ濡れ男は「それはない。火事の後、藤原安二郎を見かけた人がいた」と言う。
藤原安二郎が沢村浩司を殺した犯人では?と三日月が仮説を立てたが殺す理由がなかった。
「安二郎が生きてるとしたらオーナーの猪俣は何も言わないよ」とずぶ濡れ男が言う。
霧島は「ヤクザから匿う。警察にも言わない。オーナーがそこまでする理由は?」と聞く。
猪俣は安二郎に借りがあった。
藤原安二郎の兄、藤原新一(沢村浩司の父親)を殺したのは多分、安二郎だと衝撃発言が飛び出す。
火事の2年位前、表向きはブレーキの故障による事故だという事になっていたが猪俣と安二郎は新一に金を借りていた。
藤原新一が死ねば借金が消える。
安二郎は兄の事故の後すぐに東京に行ったがやらかして浦島町に戻りガソリンスタンドに匿われていた。
警察に詮索されるとボロが出るので猪俣は何も言わなかった。
火事の起こった部屋に安二郎が居た事は間違いないが何故、高校生の沢村浩司が焼死したのは何故なのか?
疑問が残った。
「次に焼かれるのは俺のような気がして……」とずぶ濡れ男がずぶ濡れ男になった理由がここで判明する。
「藤原安二郎が美魔王藤原って超有名なの知ってます?」と霧島が聞くとずぶ濡れ男は「知らない?かな?」と曖昧に答えたが霧島が「知ってますよね」と念を押すと「「あーまー」と、また曖昧に答えた。
何か隠しているようだがいつの間にか消えてしまった。
時効管理課に戻った霧島は事件の時の遺留品の箱を差し出されご遺族に返却するようにと言われる。
大きな箱に対して入っていた物は小さなボタン1つだった。
返却と言われても沢村浩司の父親の新一は事故で母親の加奈子は自殺で亡くなっている。
彩雲が母親の加奈子について調べていると何と沢村加奈子は亡くなっていない事が判明する。
早速、霧島と彩雲は加奈子の住む駆け込み寺に向かう。
「見ていただきたい写真があります」と美魔王藤原の写真を見せる。
「今は40歳くらいに見えますがあなたがご存知の17歳くらいの青年がそのまま……」と霧山が言うと「分かりません。こんな人は見た事ないです。こんな人は知りません」と写真をビリビリに破り取り乱して泣き出した。
「思い出しませんか?あなたの息子さん。火事で亡くなったと思われる息子さんに似ていませんか?」と霧山が畳みかける。
「知らない。知らない。知らない……」と加奈子はますます泣き始めた。
施設のスタッフが慌てて来て「すみません。お引き取り下さい」と霧山たちを追い出す。
一方、三日月と又来は美魔王藤原の出待ちをして何やら企んでいるようだった。
三日月は顔がバレているので突撃は又来がするようだった。
藤原が出て来ると又来は全速力でダッシュし、思わずコケそうになる。
作戦は失敗かと思われたが何と藤原はコケそうな又来をお姫様抱っこし助け「おケガはありませんか?」と声をかけた。
又来はガムテープを貼った手のひらで藤原の毛髪の採取に成功する。
霧島と三日月はついに美魔王藤原に直接話を聞きに行く。
「趣味の捜査は進んでますか?」と藤原に聞かれる。
霧山は「行き止まりで……」と言いながら藤原に色んな可能性の話をする。
沢村浩司が殺された上に証拠隠滅の為放火された可能性や藤原が犯人であったとする可能性を考えてみる。
しかし、藤原が犯人であれば考えられる動機がない。
沢村加奈子が息子の浩司を殺すという動機も全くない。
誰にも沢村浩司を殺す動機が見つからない。
だとすると、これは殺人事件の可能性が低い。
「行き詰って愚痴を聞いてもらってすみません」と言いながら大きな箱に入った遺留品の小さなボタンを藤原に渡す。
「もうお目にかかる事はありませんね。これ以上あの事件を掘っても仕方ないですから。つまんない趣味に付き合わせてしまってごめんなさい」と霧山が頭を下げると「諦めるんですか?あなたとは、もう少し早く出会っていたかった」と藤原は意味深な事を言った。
別れ際霧島は「あの、沢村浩司さん」と藤原の事を呼ぶと自動ドアは反応して開いた。
霧島は「やはり美魔王は沢村浩司さんだ」と確信した。
時効管理課に帰ると「DNA鑑定の結果が出た。5000円」と諸沢に要求される。
毛髪鑑定で美魔王藤原と沢村加奈子とは親子である確率は96%だという結果が出た。
霧島は美魔王の本のサイン会に来ていた。
「すみません。母にサインお願いします」と霧島が言うと藤原は固まる。
後日、霧島の所に美魔王から会いたいという連絡が入る。
沢村浩司は何故、美魔王藤原として生きようとしたのか?動機が分からなかった。
高校生の沢村が藤原を殺す動機が見つからない。
霧山は藤原の所へ三日月と向かった。
「あなたの本当のお名前は沢村浩司さんですね。もちろん裏付けがあります」と説明が始まる。
沢村加奈子と美魔王藤原のDNAの解析データを見せ親子である証拠を見せた。
「いくら趣味だからと言って勝手に他人のDNA鑑定の解析をする事が許される事なんですか?そもそも沢村加奈子は遺伝子解析を許したんですか?」と藤原は憤る。
そこで「今、あなたは沢村加奈子さんが生きているという前提で話されてますよね?あなたは自殺したと思われてた沢村加奈子さんが生きている事をどこでお知りになったんですか?」と霧島が追及する。
サイン会の時に霧島が連れて行った女性が沢村加奈子だと気づいていたはずだと霧島は指摘する。
あの火事で亡くなったのは藤原安二郎だった。
あの時、沢村浩司は咄嗟に藤原安二郎の遺体を見て沢村浩司であると思わせる為にガソリンスタンドの放火を含め偽装工作を行った。
手に制服のボタンを握らせ、その時点で沢村浩司から藤原安二郎になった。
18歳で免許を持っていた事も幸いした。
夜、現場に戻り石油ストーブで火を点けた。
死体があった建物は真下に石油の貯蔵タンクがあった。
火は長時間燃え続け証拠隠滅になりそうなものは全て焼き尽くした。
指紋、歯、鈍器で殴られ損傷している頭蓋骨、ただ一つ死体が沢村浩司である事を示す制服のボタンを除いては。
美魔王藤原は「仮に自分が沢村浩司でも叔父の藤原安二郎を殺す動機がない」と主張する。
霧島は「私は沢村浩司が藤原安二郎を殺したとは一言も言ってません」と言う。
藤原安二郎は毎週水曜日、ずぶ濡れ人間と会っていた。
毎日、街によそ者が来てないか彼は聞き回っていた。
よそ者とは藤原安二郎を捜す暴力団関係者だった。
その日も彼は藤原安二郎を訪ねていた。
彼は頭から血を流す藤原安二郎を見ていた。
彼が見たのは藤原安二郎の死体のみで時間は午後4時ごろだった。
「もし本当だったらなぜ黙っていたのか?」と美魔王藤原は霧島に聞く。
彼はガソリンスタンドの従業員時代沢村浩司の父親の事故死に関係があり事故の時の車の細工を手伝ったのではないか?と思われ沢村浩司に負い目があったのだろうと霧島は思っていた。
だから一切、何も言わずずぶ濡れ人間と言う奇妙な男を演じていた。
美魔王藤原は、ついに自分が叔父を殺したと白状するが霧山は「ありえない」とすぐに否定した。
その時、沢村浩司は予備校の教室にいた。
九品仏が教室に一緒に居たからアリバイを証明できた。
九品仏は美魔王ブームに乗ったからではなく美魔王藤原に自分が思いを寄せた人物の面影があったから取材を始めた。
火事の当日の午後4時頃、予備校の教室で九品仏は沢村浩司を見ていた。
色々な観点から霧島は藤原安二郎を殺害したのは沢村加奈子だと断定した。
加奈子は浩司をどうしても大学に行かせようといくつもの仕事を掛け持ちし教育資金を稼いでいた。
そんな時、元夫の弟、安二郎に偶然会った。
沢村浩司は若い時の藤原安二郎にそっくりだった。
当時、加奈子は実家の土地を担保に教育資金を受けようとしていた。
そこに付け込んだのが安二郎だった。
もしかすると浩司は安二郎との間にできた子であると脅されたのか関係を迫られたのか結果として何らかのトラブルになり安二郎は加奈子に殺された。
ずぶ濡れ人間があの日もいつものように安二郎を訪ねて来ていた。
新聞受けから変わり果てた安二郎の遺体を見て悲鳴をあげて逃げ帰る。
加奈子は部屋にいたが隠れていた。
偶然にも予備校が臨時休校になり沢村浩司は自転車で帰宅途中に駅と家の間のガソリンスタンドを通る時に犯行現場から飛び出してくる加奈子を目撃してしまった。
そして殺された藤原安二郎を見つけてしまう。
浩司はかなり頭が良かったので安二郎を殺したのが母の加奈子であることを瞬時に理解した。
「母と安二郎の関係は警察もすぐに知るだろう。そうなれば母に疑いがかかりすぐに犯行自白するだろう」と思い母を庇う方法を考える。
それは一つだけあった。
沢村浩司が藤原安二郎として生きる事だった。
藤原安二郎が生きていれば殺した相手が生きているから加奈子が犯した殺人がないものになる。
次に「死体はどうするか?」と考え浩司は咄嗟に死体を自分にしてしまおうと思いつく。
死体が浩司であれば、たとえ警察が殺人を疑っても加奈子には動機がないので嫌疑がかからないと思った。
苦労して育てている息子を殺す理由はない。
「何故、息子があの部屋で焼死したのか?自分が殺した藤原安二郎の死体はどこに消えたのか?」加奈子は混乱した。
しかし、かなり早い段階で浩司が安二郎に成りすましている事に気付いていたはずだ。
この事件の特異な点は犯人の知らない共犯者である息子が事件を別の形に見せかけた事にある。
結果、警察の捜査は混乱し事件は時効を迎えてしまった。
「以上が僕が調べた全てです。後は犯人であるあなたのご厚意に甘えるしかないのですが」と霧山は話を終えた。
「美魔王藤原。今の私はあの日生まれました」と美魔王は振り返った。
予備校の帰りガソリンスタンドの上に部屋から飛び出す母親の姿を、やはり目撃していた。
どうしても女手一つで頑張ってくれた母を守りたかった。
背黒岩男と出会ったのは事件が時効を迎えた後だった。
背黒は16年ぶりに安二郎と偶然再会したと思い喜んだ。
60歳を超えていたが異常な若作りだと思っていたようだ。
そして自分の経営する健康食品会社に使えると思い背黒の策略に乗った。
きっかけはバレンタイン大火で町全体が火事になり事件に関する者が全て灰になったので安心して有名になった。
もし加奈子が生きていたら美魔王藤原が安二郎でなく息子の浩司だと気付いてくれるに違いないと思っていた。
浩司が美魔王藤原であればあるほど加奈子の罪はないものになると思って生きてきた。
「でも、もう仮面を脱ぐ時が来ました霧山さん、行きましょうか?いくら時効でも事件である以上警察は取り調べをしますよね?それに私が藤原安二郎でなく沢村浩司である事も詐欺罪になる」と罪を償う気で沢村浩司は警察に出頭しようとしていた。
しかし「いえ、これはあくまで私の趣味の捜査なんで公になる事はありません」と霧山は話す。
美魔王藤原は「記者会見で全てを話そうと思います」と背黒に言う。
「そんな事して何になる?あんたの若さに希望を見た人全てを地獄に落とす気か?」と背黒は憤る。
年齢差所に関して記者会見を開くとマスコミ各社にFAXで送信していた。
記者会見には九品仏も来ていた。
しかし、そこに現れたのは背黒のみで「皆さん、申し訳ありませんが本日ここに藤原は来ません」と申し訳なくなさそうに記者に伝え記者たちに詰め寄られる。
それからしばらくして海外に居る九品仏から一枚のハガキが届く。
それには沢村浩司が現在暮らしている場所が書いてあった。
霧島と三日月は「渡し忘れたものがありまして」と沢村親子を訪ねた。
加奈子が二人にお茶を出していると「母さん、今日は暑い。畑に行く時は首に保冷を巻いた方がいいね」と言いながら浩司が家に入って来た。
霧山を見て「よくここが分かりましたね」と浩司は言う。
九品仏とは連絡を取っているとの事だった。
霧島は「一つ渡し忘れた物がありました。私が事件の事を口外する事はありません。せっかくご協力いただいた犯人の事を不安にさせないようにお渡ししてるんです。これ。誰にも言いませんよカードです。ここに僕の認印を押しますからお持ちになってて下さい」と大真面目にカードの説明をする。
「お母さんにはこちらです」と女性用の角が丸い赤い線のカードを同じように渡す。
「ありがとうございました。本当にこれが最後です」とお礼を言って帰ろうとする霧島達に「霧島さん暑いですよね。アイスクリームでも食べて行きませんか?道の駅で売ってるんですけど結構おいしいですよ。すぐに売り切れるんで多めに買って来たんですよ」とドライアイスの詰まった発泡スチロールの箱を開けると浦島太郎が玉手箱を開けるように煙が出てきた。
麦わら帽子とタオルを取った沢村浩司の顔は白髪交じりでおじいさんのように老けていた。
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まとめ
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