教場(前編)|(1月4日放送)ネタバレ・あらすじ。

ドラマ『教場(前編)』をご紹介!!

まずは番組公式HPに紹介された内容をご紹介します!!


“教場”と呼ばれる警察学校の教室。

冷酷無比な教官・風間公親(かざま・きみちか/木村拓哉)が務める初任科第198期短期課程の教場では、生徒たちが日々、早朝6時起床から激しいトレーニングにさらされている。

何より厳しいのがルール厳守。

その行動は、常に監視体制に置かれ、誰かのミスは連帯で責任を負う。

携帯電話も没収され、外出するためには許可が必要。

そんな辛苦ともいえる究極の試練が待ち受ける警察学校には、様々な背景を持つ生徒たちが様々な動機で集まってきている。

また、警察学校という閉塞(へいそく)した極限状態で生徒たちが抱える葛藤も様々。

「警察学校とは適性のない人間をふるい落とす場である」と考える教官・風間は、生徒がトラブルを抱えた途端、退校届を突きつける非情な男だ。

また、いつも生徒たちに突然理解しがたい指令だけを告げて、その場を立ち去ってしまう。

次々とふるいにかけられる“教場”という名のサバイバルゲームを生き抜くため、生徒たちの秘密と思惑が渦巻き、いろいろな事件が巻き起こっていく…。

“風間教場”のクラスメートは30人。

果たして最後までふるい落とされずに生き残り、何人の生徒が卒業証書を手にすることができるのか?

さらに風間は、生徒たちが起こす事件の複雑に絡み合った真相を解決していくことはできるのか?

そして、生徒たちに非常識ともいえる謎の試練を与え続ける風間の真の狙いとは?

ドラマ公式HPより引用)

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ドラマ『教場(前編)』のネタバレ・あらすじ!!

警察学校では入校から1か月経ち警察手帳を一人一人に渡される手帳貸与式が行われていた。

「警察手帳を失くす事が万が一あれば、どんな理由があろうとその日に辞めてもらう。9月の卒業まで後5か月、気を引き締めて毎日を過ごすように」と生徒達は忠告される。

訓練は厳しく全員が一糸乱れぬ行動が必要だった。

職務質問も相手の行動を読まないといけないが平田と宮坂はそれができず反省文や腕立て伏せをやらされていた。

「次は誰だと思う?一か月で5人辞めたしな」「次は宮坂さんかな?」「ヘマばっかするしな」と噂までされてしまう。

ペナルティでトイレ掃除をやらされていた宮坂を平田は手伝ってくれた。

平田は優秀な警察官の父親を持ち激励の手紙を息子に送って来てくれていた。

そんな時、急に平田と宮坂達生徒は呼び出しを受け担任の植松が体調を崩し入院したので代理として風間公親という教官が退院するまで担任をしてもらうと紹介される。

教場当番の宮坂は風間に「君にとって警察学校はどんな所だ?」と聞かれる。

「己を鍛錬する場で警察官としての自覚を持って…ふるいでしょうか?警察官としての資質を早い段階で弾き出す為のそう言った意味のふるいにかける場ではないでしょうか?」と答えた。

風間は「なるほど。もう一つ聞く。君が警察官を志した理由は?」と次の質問をする。

「雪のせいです。私は4年前、雪山で死にかけました。それを助けて下さったのが駐在所に勤務する警官でした。その方は天候が荒れた時自分の受け持ち区域を丹念に見回っていました」と宮坂はハキハキ答えた。

風間は「つまり命の恩人に憧れたからか?少し残念だ。憧れているようでは先が思いやられる」と無表情でツカツカ歩き出したかと思うと急に止まり、「私に職務質問してみろ」と言い出す。

宮坂は授業で注意された時とは大違いで風間の前で「完璧だ」と言われる程、風間を相手に職務質問を完璧にして見せた。

風間は「何故、授業の時わざと下手なフリをした?君がした事は植松教官への背信行為だ。君にはここを辞めてもらう。サインして持ってこい。いつにする?明日か?あさってか?何なら今でもいい」と静かに宮坂に言い放ち退校届を見せた。

去り際、風間は「君に一つ課題を与えよう」と言い宮坂の耳元で何か囁いた。

授業が始まり風間は平田を呼び寄せ「私の胸ぐらを掴め」といきなり指示する。

平田が「そんなことはできません」とビビりまくると平田の胸ぐらを掴み「同じようにやれ。従わないならここから出て行ってもらう」と再度、指示する。

平田は「辞めたっていいです」と言って結局、やらなかった。

「誰か志願者はいるか?」と風間が全員に聞く。

すると都築が手を挙げやって見せた。

風間は生徒達に街頭でパトロールするシュミレーションを想像させる。

頭に思い浮かんだ罵声を浴びせられる事が今から5か月後の姿だと風間は言う。

警察官が街中で絡まれたり制服を掴まれる事は珍しい事ではない。

もし、そんな人物を逮捕したところで、いくつものペーパーワークが発生する。

書類制作に何時間もかかってしまう。

「そんな事に労力を割かれるな。そんな時間があれば1分でもパトロールした方が世の中の為。酔っぱらいに絡まれても我慢しろ。警察官は忍耐だ」と風間は忠告する。

授業が終わり風間は都築に「君は何故、警察官を目指す?」と突然、質問する。

「警官に色々、文句があるからです」と答えると「君はここに向いている」と即答する。

宮坂は退校したくない為、風間から与えられた課題として一日、一回生徒や教官の様子を逐一、報告していた。

その日の報告は授業中、硫黄の匂いをさせている生徒がいた事や「土日に外出した際、風呂で使ったのでは?」という事「授業中服部副教官が10回以上あくびをした事」「男子寮の1階のトイレから洗剤が1本無くなった事」を報告した。

気付いたのは昨日だった。

風間は生徒達をグラウンドに集合させ連帯責任で25週のランニングをさせる。

ランニングさせられた事で短くなった風呂の時間を気にしてみんなが急ぐ中、平田から宮坂に「手錠の掛け方の練習相手になって」と声をかけられる。

平田は手錠を持つと人が変わったようになり、宮坂を拘束し「ミヤちゃん俺、無くしちゃったみたいなんだよね。自信と気力…」とガムテープを取り出しドアに貼り出す。

絶対、混ぜたらいけない宮坂が捨てた硫黄入りの入浴剤と酸性のトイレ用洗剤を取り出す。

二つを混ぜると硫化水素になってガスが発生し人は即死してしまう。

「ミヤちゃん、庇ってくれたからって俺が喜ぶとでも思った?自分よりできの悪い振りをされた人間がどんな気持ちになるかってよく考えなかったみたいだな。罰ゲームは辛いけど人から憐れみを受けるっていうのも相当しんどい。助けるんじゃない。見下したんだおまえは」と吐き捨てるように怒鳴った。

平田が洗面器の中に入ってる入浴剤に洗剤を入れようとした瞬間ドアをノックする音が聞こえた。

「平田、風呂の時間だ。宮坂もな」と風間から声がかかった。

「風間教官、助けて下さい」と必死で宮坂は懇願する。

「来るな、来るな。アッチ行け」と平田も叫ぶ。

助けてくれるのかと思いきや風間は何と「構わん、やれ」と非情な事を平田に言う。

「教官、教官。何で。助けて」と部屋の中から宮坂の声がする。

翌日、宮坂は手にケガは負ったものの服部副教官の取り調べの授業を受けていた。

平田のネームプレートは外され席は空席になる。

結局、平田は父親に連れて帰られ警察学校を退校する。

取り調べの授業は岸川沙織が飲酒運転で人をはねたという設定だった。

良い警官、悪い警官のペアで取り調べをするのもいいテクニックという事だった。

次に楠本しのぶがくしゃみをしてしまい緊張感がないと前に出され取調べ警官をさせられる。

取調べ中の警官に耳打ちするというテクニックを使う。

囁くだけで被疑者は不安になり自白を始めるとの事だった。

楠本の取り調べは完璧で服部からも「刑事を目指してるの?」と言われたが突然、沙織は机の上で突っ伏してしまい意識を失い倒れてしまう。

グラウンドでは怖い顔の機動隊の男性が見守る中、アルミの重い盾を持ってランニングし、みんなヘトヘトになっていた。

怖い顔の機動隊幹部の男性は元女子レスリング選手の枝元祐奈をスカウトしていた。

見学していた沙織に風間が手紙が来ていたと渡す。

沙織は手紙について「最近、脅迫状みたいな手紙が届く」と相談する。

「お前が昔犯した罪を知ってるぞ。このまま警察官になれると思うなよ。絶対許さない」と書かれている。

似顔絵の授業の時、沙織としのぶはお互いの似顔絵を書く。

しのぶは前に沙織にアルバムを見せてもらった時の2年前の沙織の似顔絵を書いたと見せた。

しのぶは沙織が免許取り立ての頃ベンガラ色の車と一緒に写っていた時の写真だと沙織に説明する。

そして、しのぶは「二人で脅迫状を出している犯人を突き止めよう」と沙織を誘った。

沙織を階段に座らせて昔の石抱きの拷問の話をしながらしのぶは「苦しかったら吐け~」と冗談で沙織の足の上に乗ると沙織は「痛いよ」としのぶを突き飛ばし、そのまま走って、しのぶを置き去りにして階段を下りて行った。

しのぶは祖母の法事で外出許可を風間にもらう。

法事の打ち合わせもあるだろうからと特別に携帯の所持を許可される。

しのぶは取調べが上手いと服部教官から聞き「刑事を目指すのか?」と聞きながらも風間は「何故、才能を捨てた?インテリアの仕事を辞めて警察を志した動機は?」と聞く。

風間は絵画クラブが有る無しに関わらずしのぶの手が鉛筆で汚れている事を鋭く指摘する。

しのぶが立ち去る前に「岸川の所に時々、手紙が来る。あれを出しているのは君か?」と更に鋭い質問をされる。

「そうです。ただのイタズラです。ちょっとふざけただけです。沙織は一番の友達です」としのぶは答えた。

トレーニング中しのぶは宮坂に風間に何か密告したかを聞き出そうとした。

しかし宮坂は「覚悟しといた方がいい。睨まれたら逃げられない。必ず見抜かれる」としのぶに忠告する。

平田との事件の時の事を話す。

あの時、風間には「入浴剤が持ち込まれた事」「トイレの洗剤が紛失した事」と二つの事をバラバラに報告した。

風間は誰かが硫化水素を作ろうとしている事をすぐに見破った。

生徒をランニングさせている間に寮を調べ洗剤の中身を水にすり替え宮坂は助かった。

しのぶは宮坂と話をした後、パトカーのワックスがけをしていた。

作業中に立体駐車場のパレットは動き出し、見る見るうちにしのぶは挟まれてしまい身動きが取れなくなる。

ふと見ると立ち去る沙織の姿を見てしまう。

意識を失っていたしのぶが意識を取り戻し、やっとの思いで風間に携帯から電話する。

「駐車場で足を挟まれたので来て欲しい」としのぶは死ぬ気で連絡する。

「何時ごろ挟まれた?」と質問され「4時間前か…」と風間は何やら思案していた。

「痛みはマヒしている」というしのぶに「事故か?君と岸川沙織に何があった?」とまだ助けに来ようとせず質問を続ける風間にしびれを切らし「そんな事、良いから助けに来て下さい」としのぶは叫ぶ。

質問に答えようとしないしのぶに風間は電話を切ってしまう。

何度か風間に電話し意識が朦朧としていく中、風間は駐車場まで来てくれていた。

助けてくれると期待するが風間は「苦しいか?まだ答えを聞いてない。君と岸川の間に何があった?話せ」と助けてくれない。

風間の手にはしのぶが沙織に出した手紙が持たれていた。

風間は花粉症の為にハンカチに付けていたミントオイルの香りが手紙からするので沙織もこの香りに気付いたのだろうと推測していた。

「話せ」と極限の状態のしのぶに再度、風間はなおも詰め寄りしのぶはついに「そうよ沙織は車で人を殺しています。私の恋人を」と話し出した。

恋人の和馬は風で吹き飛ばされたしのぶの帽子を取ろうとしてベンガラ色の車に轢かれて亡くなった。

墓参りは祖母ではなくその恋人の墓参りだった。

しのぶは運転手の顔は見てなかったが沙織の2年前の写真を見て車の車種、色で沙織を犯人だと断言した。

インテリアの仕事をしていたのでどんな色も見分けられる。

「珍しいベンガラ色だったので間違いない」と風間に言う。

沙織の味方のフリをして真実を話すように仕向けた。

「警察官を志した本当の理由は?犯人を捕まえる為に警察学校に入った。たまたま同期に犯人がいた。そんな都合のいい偶然があると思うか?だったら自分の目で良く確かめろ」と風間は沙織の車の写真を何枚かしのぶに見せた。

偏光性の塗料を使っている為、天候や時間帯で車は色々な色に見えた。

犯人の車はベンガラ色で沙織の車ではなかった。

全てはしのぶは思い込みだった。

「何で沙織は私にこんな事を?犯人じゃないのに」としのぶには疑問が残る。

沙織はしのぶに依存していた。

しのぶが一番の友達だと信じていたのに裏切ったからというのが本当の理由だった。

風間はしのぶに退校届を差し出した。

「辞めます。だから許して。もうお願いだから…」としのぶは泣きながら風間に助けて欲しいと懇願する。

後日、沙織は退校した。

しのぶは病院に入院していた。

退校届を目の前に思い悩んでいた。

そんな中、校長の四方田が水ようかんを持ってしのぶのお見舞いに来てくれた。

四方田は「まだ続ける気があるのなら杖を突いてでも授業に出て来い」という風間の伝言と教材をしのぶに預ける。

しのぶは「死ななかったのは運が良かったからじゃないって…お医者さんが変な事を言うんです」と四方田に話す。

風間のする事には意味があると四方田は話す。

そんな中タクシーに乗ってしのぶが松葉づえで来ている姿を宮坂は目撃し驚く。

一方、日下部は「来週追試でそれに落ちるといよいよやばい」と呟いていた。

樫村と学校の警備当番の巡回中、日下部は学校で禁止の成人向けの雑誌を見つけた。

日下部は樫村に「聞いてねーか?生徒の中に持ち込み禁止の物を手に入れて売ってるヤツがいるらしい。ソイツは調達屋と呼ばれてるらしい」と話す。

教官に報告せず「自分の手で捕まえてやる」と日下部は言う。

そんな時、樫村の先輩の巡査・尾崎が「みんなで食え」と差し入れを持って来る。

尾崎が帰ると日下部は「石山が調達屋の名前を吐いたよ」と樫村に詰め寄る。

調達屋は樫村だった。

「持ち込んだ物が抜き打ち検査に引っかからないのは何故だ?どこに隠してある?」と日下部が質問する。

樫村は「見逃してもらえませんか?タダでとは言いません」と成績最下位の日下部の欲しい点数を交換条件にする。

一方、災害救助の訓練が行われた。

ケガをして救助者ができないので、しのぶは被災者を志願した。

しのぶに思いを寄せている南原が「僕が救出します」と救助者になった。

「準備よし。1,2」とすぐにしのぶの体の上に乗せられた物を取り除こうとした。

すると南原は「おまえ、今この被災者を殺していたかもしれないぞ」と教官に注意される。

「誰かが長時間重いものに挟まれている場合慌てて取り除いてはならない。まず、どの位挟まれていたか質問する事。4時間以内であれば瓦礫を取り除く。しかしそれ以上であれば手を出すな。挫滅症候群と呼ばれる現象が起こるからだ。長時間圧迫されれば細胞が崩れ血液が濁る。そんな時に圧迫物を取り除けば濁った血液が一気に体の中を駆け巡る。意識は混濁し下手をすれば死に至る」と教官は説明した。

辛いだろうがそれが被災者の為で目の前で苦しんでいてもレスキュー隊の到着を待つのが正解だとの事だった。

しのぶは風間の処置が正しかった事を痛感する。

風間に外出許可をもらいしのぶは沙織に会いに行く。

二人はお互い謝罪する。

しのぶは沙織を疑った事、沙織はしのぶをこんな目に遭わせた事を反省し仲直りする。

学校では服部教官の「自殺死体発見の通報を受け現場に臨場した」実習を行っていた。

「まず何に注意するべきか?」という質問をされる。

樫村がガス漏れの可能性を指摘した。

爆発の危険性がないか火の気の確認を行う。

服部は「火花を起こすような物」について質問する。

だれも手を挙げないが日下部が「蛍光灯です」と手を挙げて答えた。

それは調達屋によってあらかじめ服部教官の質問の内容が書かれていた事を見ていた為だった。

「ここには発火になる原因となるものが後2つあります。答えられたら追試を免除しましょう」と服部教官は日下部に言う。

トラッキング現象や乾電池など分かりにくい事も答えた日下部に服部教官は「あなたって優秀だったのね」と感心した。

しかし「そこまで火の起こし方に詳しいならこれに見覚えがあるだろう」と風間はテーブルクロスをはがし焼け焦げたテーブルを見せた。

ボヤはここで起きていた。

「発火性の燃料に引火して起きたものだ」と風間が言うと服部教官は「日下部知ってるの?」と完全に日下部を疑い出し服部の教官室で話を聞かれる事になった。

「違います」と即答する日下部に「だろうなあ」と風間は予想していたようだ。

風間は石山から調達屋の事を聞き出していた。

服部教官が毎年、あの質問をする。

「去年の授業のレポートをもらったな」と全部お見通しの風間は「君にはここを辞めてもらう」と日下部に退校届を出す。

風間は交番を訪れ日下部と樫村の二人に特別授業を申し出る。

繁華街の交番と設定し重要な任務として酩酊者の保護と巡回連絡をあげた。

樫村に酩酊者をやらせ安全の為、日下部に手錠をかけさせる。

巡回連絡について手錠をかけられたまま樫村は聞かされる。

マンションの管理人、町内会長、商店の主人商店などの協力者を作る。

そうして住人の動向を把握する。

「犯罪もまた一人でするとは限らない。そうだな?樫村。尾崎と言う巡査を知ってるな?君に差し入れを持って道場によく来てた。ここの仮眠室に隠してあった袋の中から漫画、ゲーム、携帯、過去の試験問題が出てきた」と風間は樫村に話す。

「知りません」と樫村は否定するが「知らないか?尾崎は逮捕された。覚せい剤の所持容疑だ県警は内偵を進めていたが使用場所が特定できなかった。だがボヤの現場から覚せい剤反応が出た。君と組んでたのは薬を買う金が必要だったからだろ。正直に答えろ。尾崎に頼まれて調達したな?」と風間は淡々と話し質問した。

「覚せい剤の事なんか知りません。無理ですよ。そんなの。僕が覚せい剤を調達できる訳ない」と樫村は否定する。

しかし「違う。君が調達したのは尾崎の無罪だ。日下部に入れ知恵したな。ボヤの真犯人に仕立て上げる為に」と風間はまた全てお見通しだった。

危うく日下部は犯人にさせられ尾崎は逃げ延びる所だった。

風間は樫村と日下部に退校届を差し出した。

手錠をかけられたまま樫村は退校届を払いのけ諦めたように自嘲する。

日下部は風間に土下座して謝罪する。

ボクシングでもふるいにかけられた。

「だから今度こそ落ちる訳にはいかないんだよ」と日下部は力の限り叫んだ。

風間は「面白い。確かにここはふるいだが残すべき人材があればマンツーマンで指導してでも残す。そこはそういう場所だ」と去って行った。

そして、また一人樫村が退校した。

風間は勉強している日下部に「少しずつだが成績があがってるようだなあ。刑事訴訟法は何度もテストに出る。頭に入れておけ。分からない事があったら教官室に来ればいい」と声をかけ、ひっそり日下部を応援していた。

そして宮坂と同じように「今日は何か変わった事あったか?」と日下部にも聞いていた。

「そうやって生徒の情報を」と都築が非難する。

「そうだ。少しでも問題がある生徒を現場に送り出すわけにはいかない」と風間は言う。

「スパイとして生徒に協力してもらう」と堂々と言う風間に都築は規則にないので自分は協力しないと断言する。

「私も警察には恨みをもっている。私ほど警察を呪っている者はいないと思うが…」と風間は興味があれば自分の事を調べろと二人に言う。

宮坂は事務員の春江に南原宛の手紙を届けてもらうように頼まれる。

南原が不在だったので部屋の中に入り手紙を置く。

銃の本ばかりの本棚の中、銃の図面が書かれてある。

机の下を覗くと袋の中に拳銃を見つけてしまう。

袋の中の拳銃を取り出そうとした時、南原が背後から現れ宮坂は頭を殴られる。

南原は「本物だよ」と言いながら拳銃の銃口を宮坂の顔に押しあてた。

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まとめ

ドラマ『教場(前編)』のネタバレ・あらすじをご紹介しました。