半沢直樹Ⅱエピソードゼロ狙われた半沢直樹のパスワード|(1月3日放送)ネタバレ・あらすじ。

ドラマ『半沢直樹Ⅱエピソードゼロ狙われた半沢直樹のパスワード』をご紹介!!

まずは番組公式HPに紹介された内容をご紹介します!!


半沢直樹が出向した東京中央銀行の関連会社 「東京セントラル証券」 では、証券トレーディングシステムの大規模リニューアルを予定していた。

一方、検索エンジンサービスの開発・運用で勢力を伸ばしていた新興 IT 企業 「スパイラル」 の新人プログラマー・高坂圭 (吉沢亮) は、あまり目立たない社員だったが、ある日、突如発生したシステムダウンのピンチを凄まじいプログラミング能力で乗り切り、周囲を驚かせる。

彼の実力を認めた加納専務 (井上芳雄) からコンペのプロジェクトリーダーに任命された高坂は、オリエンテーションの会場で 「東京セントラル証券」 のリニューアルの担当者である城崎勝也 (緒形直人) や新入社員の浜村瞳 (今田美桜) と知り合う。

そんな中、ある一人の男が 「スパイラル」 を訪ねてくる。

彼の名前は黒木亮介 (北村匠海) といい、高坂の古い友人らしい。

黒木を前にした高坂は脳裏に過去のある苦い記憶がよみがえる…。

成功すれば数億の売り上げに繋がる重要なプロジェクト。

「スパイラル」 にとって社運を賭けたこの一大プロジェクトが進行する裏で、人知れず “ある陰謀” が同時にうごめいていたことを、まだ誰一人も知らなかった――。

ドラマ公式HPより引用)

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ドラマ『半沢直樹Ⅱエピソードゼロ狙われた半沢直樹のパスワード』のネタバレ・あらすじ!!

半沢直樹の出向先である東京セントラル証券ではシステムが遅すぎて狙った額で株が買えないというクレームの電話が現場から相次ぎ情報システム部の新人の浜村瞳は電話口で謝罪していた。

「そんなクレームとも、もうお別れだ」と役員会で証券トレーディングシステムの大規模リニューアルの承認が下りたと発表された。

この度、そのシステムを入れ替えるコンペが行われる事になった。

情報システム部はコンペのプロジェクトに燃えていた。

新人、浜村瞳のささやかな楽しみはスパイラルのサイトにあるレディーKの占いコーナーで「よく当たる」と信じていた。

ふたご座の占いを見ると12位で「大きな嵐に巻き込まれる」と書かれ今日はあまりよくなかった。

ラッキーアイテムはねずみでバッドアイテムが緑のアクセサリーと書かれていた。

その占いコーナーを作成しているのは IT企業のスパイラルでプログラマーをしている高坂圭だった。

数百の統計学からAIが導いた物だとの事だった。

そんな中、突如システムがダウンし社内はパニックになる。

役員会議中の加納専務を呼び出すと加納専務は高坂に処理を任す。

高坂はあれよあれよと言う間にシステムを復旧させ周囲を驚かす。

大学を中退し、いくつもの企業を転々と転職していたため落ちこぼれだという事だった高坂だったが実力がある事がこれで判明する。

加納は高坂の実力を高く買い高坂をプロジェクトリーダーに指名する。

東京セントラル証券との面談では厳しい質問が飛ぶが高坂は難なく回答する。

ついには「高坂さん頼りにしています」という言葉が出てきた。

浜村瞳は株のシュミレーションの画面を高坂に見せ株取引の練習をしていると話した。

レディーKのラッキーカラーやラッキーな方角を参考に買うと株が上がると嬉しそうに話す。

そんな中、不正アクセスが頻繁に起こっている事を高坂は発見する。

その後の調べで外部の何者かが社員IDとパスワードを狙ったものである事が分かった。

半沢のパスワードが狙われていた。

半沢の顧客の預かり金300億円を盗み出すために半沢のパスワードを狙ったらしかった。

高坂のお陰で未然に防げた。

城崎は最新のシステムに早急に移行しセキュリティの強化を急ぐよう指示を出す。

その後セントラル証券はスパイラルとワールドビッグデータによる合同ビジネスを正式に立ち上げ6か月後の新システム稼働に向け本格的に開発を進める事になった。

瞳達新人も積極的に案を出すようにと半沢から言われ瞳は「システム操作のアシスタントにネズミのキャラクターがいたら面白い」と絵を書いて提案した。

シーンと会議中は静まりかえっていたが半沢の後押しもあり何と瞳の案は採用された。

瞳は「半沢部長っていい方ですね」と喜ぶ。

そんな中、高坂から瞳に「過去10年分の株価のデータ」を要求される。

城崎が「それは共有のクラウドにあげておく」という事だった。

スパイラルにアイランド技研の黒木亮介という人物が高坂を訪ねて来る。

高坂は最初誰だか分からないようだったが途中で「その人やっぱり入れないで下さい」と電話で言うが既に通してしまったようだ。

過去に警察に家宅捜査されて連れて行かれる記憶が高坂に甦っていた。

エレベーターで「よう、圭。カッコイイ所で働いてんなあ」とイヤーな感じの挨拶を亮介はしていた。

瞳がスパイラルに向かうと「同僚や上司にあの過去言いふらしてもいいのかなあ?」と高坂が黒木に脅されてお金を渡して揉めている所を偶然見てしまう。

会社に入ろうとする亮介だったが揉みあっているうちに持っていた書類は玄関で吹き飛ぶ。

「何してるんですか?」と瞳が言うと黒木は「友達だ」と瞳に高坂と黒木の笑って一緒に写っている写真を見せ書類を踏んずけた。

瞳はバラバラになった書類を拾って「高坂さんがこれを作るのにどれだけ苦労したかあなたには分からないでしょうね」と黒木をにらむ。

すると瞳を黒木は突き飛ばした。

「いい加減にしろ黒木」と高坂は憤るが「お前に言われたくねーんだよ。犯罪者のくせに」と黒木は怒鳴り散らす。

騒ぎを聞きつけ若本が「何してる?君誰なんだ?高坂、警察呼べ」と駆け付け黒木は退散する。

昔から素行の悪い古い友達だと黒木の事を言うがそれだけではなさそうだった。

突き飛ばされた瞳に「本当にすみませんでした」と高坂は謝罪する。

株価を一時的にクラウドにあげた事を報告し高坂が確認した後、瞳は「あれ?」と慌て始める。

ネズミのUSBを無くしてしまった。

高坂は「何か入ってました?」と心配するが「中は空ですけどラッキーアイテムなんで」とレディーKの占いのラッキーアイテムにこだわっていた。

大きなけががなかったのはネズミが守ってくれたのだと瞳はポジティブだった。

瞳は「高坂さん、ひとつ聞いてもいいですか?」と思い切ってさっき見せられた写真を高坂に見せ「さっき言ってた犯罪者って何ですか?」と聞いた。

黒木は大学時代のプログラミング仲間だとの事だった。

黒木がホームページ作成のアルバイトを紹介してきていいお金になると言ってやっていたが実は、それはフィッシング詐欺に使うためのホームページだった。

しかし、それを知ったのは逮捕された後の事だった。

不起訴にはなったが逮捕されたと言う事実は残った。

SNSなどで名前や大学名もバレ、それがきっかけで大学も中退した。

就職してからも過去の事を知られると居辛くなり辞めてしまったとの事だった。

瞳は「悪いのはその友達です。高坂さんは知らなかったんでしょう?」と庇うが「知らなかったでは済まされません。実際に被害を受けた方がいます」と高坂は項垂れた。

「この会社も過去の事がバレたら辞めるんですか?高坂さん、このお仕事好きだと思うんです。だから逃げる事なんてないじゃないですか?うちの営業企画部に半沢直樹っていう部長がいるんですけど銀行から証券に来たんです。出向組の人って銀行で何か問題起こして理不尽な目に合って逃げるように飛ばされて来たんだって思ってました。でも、一緒に仕事して気付いたんです。半沢部長は逃げずに戦ってる人なんだって。銀行内であった理不尽な事に対しても上司に逆らってまで立ち向かったそうです。やられたらやり返すって、どうしてそこまでできるのか分かりませんけど」と瞳は笑って言う。

高坂は「やられたらやり返すなんてバカじゃないですか?さっき、あなた逃げる事はないって言ってましたけどみんな俺の過去を知った瞬間、態度が変わるんですよ。そんな空気で仕事なんかできませんよ。逃げるしかないじゃないですか?やり返したら、もっとやられるだけですよ。そもそも占いなんかで物事、決めてる人なんかに偉そうなこと言われたくありませんよ」と瞳をバカにする。

高坂はこれまで、あの占いで良い事があったと言う瞳に思わず「あの占いは本当は自分が作ってる」と言いそうになる。

しかし「はあ?信じて何が悪いんですか?何も信じられないあなたより信じるものがある私の方がよっぽど幸せだと私は思いますけど」と瞳は激怒する。

二人はすっかり険悪な雰囲気になってしまった。

システム稼働まで3か月となった。

しかし作業は遅れて開発は思うようには進んでなかった。

そんな時、お客様センターに高坂の過去を暴露するメールが届く。

高坂は黒木が会社に来て騒ぎを起こした時に現場にいた若本を疑う。

「あの情報を流したの若本さんですか?」と問い詰めた。

若本は「そうやって誰も信じないのか?最後までずっと一人で仕事を抱え込むのか?できるわけねーぞ、そんな事」と言い放つ。

「だったらどうしろって言うんですか?こんな俺を誰が信用するって言うんですか?」と声を荒げた。

「それは、おまえしだいだろ?今は、まだおまえがプロジェクトリーダーなんだ。だったら最後までリーダーとしての自覚を持てよ」と若本に喝を入れられる。

「分かりました」と高坂はトーンダウンする。

高坂は「逃げる事ないじゃないですか」という瞳の言葉を思い出していた。

すると、そんな瞳から電話が入る。

瞳は上司に高坂の過去の記事の経緯について説明してくれたと話す。

「多分、僕はリーダーを外されるでしょうね」と言いながら前は喧嘩した瞳の言葉がずっと心に残っていたと言う。

「逃げる事なんてない。その通りです。僕は言い訳をして人にも仕事にも向き合わずに逃げてきました。でも、あの時のあなたはこんな僕の仕事を必死で守ろうとしてくれました。だから、もう逃げるのは嫌だって思ったんです。今の仕事、大変だけどやりがいがあって雑用でも何でも、どうしてもこの仕事を完成させたいんです。理不尽に立ち向かえる半沢部長はすごい方ですね。そんな大人になりたい」と高坂は瞳に本音を打ち明ける。

「実は私も同じなんです。私も会社なんていつ辞めてもいいと思っていました。でも、今の高坂さんを見て私ももっと役に立ちたいと思いました。だから辞めるのやめます」と瞳も高坂に影響され仕事にやる気が出ていた。

「廊下の隅に落ちていました」と探し出したネズミを高坂は瞳に返そうとした。

瞳は沢山持っている新品のネズミを高坂に差し出す。

「この子は私と一緒でアナログで役に立たないって言われてますが、でもお陰で高坂さんとも会えて仕事も辞めずに済んだ私にとって本当にラッキーアイテムです」と占いを本当に信じていた。

「本当に信じてるんですね」と感心する高坂に「信じる者は救われるって言うでしょ。あれは信じるものがあると強くなれるからなんですよ。周りの人の事も、もっと信じてみて下さい。怖がらずに」 と瞳は答えた。

そしてラッキーアイテムのネズミのUSBを交換した。

ネズミはよく見ると半沢に似ているとの事だった。

高坂は瞳と話をしてから素直に若本に頭を下げ仕事をお願いするようになった。

新システムの稼働日まであと4週間、新システムの完成を急いだ。

そんな中、不要になったファイルが追加され高坂が確認すると不正プログラムが突然動き始めた。

恐らくトロイの木馬の一種だと思われ起動と同時に他のサーバーのプログラムを書き換える仕組みになっていた。

一度実行されると自ら自動削除される仕組みになっているようだった。

その後トロイの木馬は完全に削除されシステムに問題はない事が確認された。

ワールドビッグの来栖の話ではテストの際にネット経由で外部から感染した可能性が高いとの事だった。

瞳は黒木を疑っていたがプログラミングは素人レベルの黒木には無理だと高坂は言う。

瞳は「自分が犯人なら新システムより旧型のシステムを狙う。それは旧型の方がセキュリティが低いはずだ」と呟く。

新システムの最終テストが行われた。

テストは問題なく無事に合格となった。

「色々ありましたがやっとここまで来れました」と城崎も高坂を労う。

高坂と来栖も握手する。

高坂は若本にお礼を言うが「まだ気は抜けない」と若本は高坂に忠告する。

稼働日まで徹底的にチェックすると高坂は気を引き締める。

若本は「ずっと気になっていた事があるんだが」と瞳の事を話しだす。

前に瞳が資料を届けに来た時に瞳がパソコンを操作している所を目撃していた。

「あの時トロイの木馬を仕込んでいたんじゃないか?本当に信用できるのか?あの女」と若本は瞳を疑っていた。

そんな中、コンプライアンス部から瞳が他社の株を購入しているという報告があがったとして呼び出される。

社内規定違反にあたるという事で自宅待機する事になった。

高坂にも城崎から報告があり「インサイダー取引は重大なルール違反」だと説明される。

社内ではコソコソと陰口を叩かれながら瞳は会社を後にしていた。

その姿は事件の時の自分の姿のように高坂は思っていた。

一方「今度こそ仕事をしろよ。送るのは俺ともう一人。例の件、上手くやってくれましてね。後はシステムの稼働日を待つだけです」と来栖、黒木、そして謎の人物は三人で乾杯していた。

新システム稼働日

高坂は「やっぱり、そうか」と何かを考えていた。

「新システムに移行すればセキュリティーも最新のものになる」と若本も安心していた。

しかし逆に高坂はそこが引っかかると言い出した。

「自分が犯人なら新システムより旧型のシステムを狙う。それは旧型の方がセキュリティが低いはずだ」と前に瞳が言っていた事を若本に話す。

一流のプログラマーも新型より旧型のセキュリティを破る方が難しい。

新システムの直後が一番狙いやすい。

中止にしたら犯人は証拠を消してしまう。

高坂は「僕を信じてくれますか?」と高坂には考えがある事を若本に分かってもらう。

システム移行当日になった

高坂が最終確認を行った。

「異常なしです」と高坂が告げるとみんな安堵した。

そんな時、瞳が忘れ物を取りに来てすぐに帰って行った。

「ちょっと失礼」と城崎が携帯を持って席を外す。

半沢の移行手続きをまず行う事になり出張中の為総務部長が代行で行う。

ログインIDとパスワードを入力する。

手続きは無事終了し拍手が起こる。

システムの稼働状況を確認すると来栖が会社に戻る。

次の移行の手続きを続けようとすると突然システムはフリーズした後、半沢の顧客のお金が次々引き出されている。

高坂は無表情にキーボードを打ちまくる。

「損害は?」「このままでは300億です」と城崎が顔面蒼白になる。

「何があった?」「誰の仕業だ?」と騒然となる。

「まさか半沢部長が300億円の横領?」と城崎が呟く。

パスワードが盗まれサーバー側のプログラムが書き換えられたようだった。

「直前のチェックで異常はなかったはずなのにどうして?」という声が飛び交う。

社内のパソコンから書き換えられていると判明し発信元のパソコンのIPアドレスを調べてみると瞳のパソコンだった。

「浜村のパソコンだ。君、どうして…」と城崎が瞳に詰め寄る。

「私、違います」と瞳は反論するが「とぼけるな。何てことしてくれたんだ」と城崎に怒鳴られる。

「彼女じゃありませんよ。プログラムを書き換えるには高度なハッキングの技術が必要です」と高坂は瞳にはそんな能力は無いと説明する。

瞳が社の目を盗んで株の売買を行っていた事もあり瞳の事を疑い「そんな人間を信じられない」と城崎は言う。

高坂は株の売買の話をおかしいと言い出す。

瞳の株の買い方は独特で株価の値上がりなど一切考えず占いを頼りに買っている。

しかも、その売買を行った日の占いではバッドカラーはグリーンで占いでは名前に緑があるその会社の株は絶対買うなと出ていた。

「証拠にはならないが私が彼女を信じる根拠になります。私が知っている浜村さんは占いを信じすぎる少し変わった人ですが、まっすぐな人です。私が前に黒木と言う男に大切な書類を奪われた時も必死に奪い返そうとしてくれた。自分を犠牲にしてまでプロジェクトを仲間を守ろうと戦ったんです。そんな彼女がプロジェクトを妨害するなんて1ミリも想像できません。彼女ではない別の人間の仕業です」と高坂は断定した。

高坂はトロイの木馬の感染源を突き止めたと話す。

それは共有クラウドに置かれたデータからだった。

以前、頼んだ10年分の株価のデータに仕込まれていた。

「では、そのデータをクラウドにあげたのはどなたでしょうか?」と高坂が聞くと一斉にみんな城崎を見る。

「ちょっと待ちなさい。私は何も知りませんよ。そんな大それた事、私にできるわけないだろ」と憤る。

城崎には協力者がいた。

精巧なトロイの木馬を作り上げた協力者は数年前マレーシアで今回とよく似た手口でトロイの木馬を使い銀行の預金が盗まれる事件を起こしていた。

その人物は東南アジアを転々としていたという「ワールドビッグデータ」の来栖だった。

城崎は来栖と今回の新システム導入を利用して何百億という大金を盗む事を計画した。

その為に城崎はサーバーにトロイの木馬を仕掛けたがシステム導入までに高坂に気付かれ削除してしまった。

そこで別の方法を考えた。

システム移行直前に瞳のパソコンを遠隔操作して乗っ取り、新システムへの切り替えのタイミングで半沢部長のパスワードを抜き取ると言う作戦だった。

その為に瞳は謹慎処分にする必要があった。

「こんな事をしてる場合じゃない。早く対処しないと」と城崎は逃げようとした。

「それならご安心ください。犯行は未然に防ぎました」と高坂は事も無げに言った。

周囲はザワザワするが「この画面、私が作った偽物です。フィッシングってやつですよ。犯行に失敗したと犯人にすぐに悟られないように仕掛けておいたのです。見事に引っかかってくれましたね」と高坂が暴露すると城崎は呆気に取られる。

瞳は移行直前ネズミのUSBをパソコンに装着した。

USBには高坂の作ったトロイの木馬を仕掛けていた。

犯人が瞳のパソコンを遠隔操作しようとするとプログラムが作動して犯人の操作を阻止し偽物の画面が流れる仕組みになっていた。

人気のないアナログなUSBが役に立った。

城崎はこの話が事実ならそれは来栖一人がやった事だと責任転嫁した。

すると「分かりました。でしたら証拠をお見せしましょう」とパソコンを操作すると画面には城崎のスマホの画面が映し出された。

高坂の作ったトロイの木馬は遠隔操作をしようとすると発信元に感染するようになっていていた。

「どうして、あなたのスマホ画面が映っているんですか?あなたがスマホで遠隔操作したからだ。遠隔操作した時トロイの木馬に感染したんです。浜村さんのパソコンを遠隔操作したつもりだったかもしれませんが遠隔操作されていたのはあなたの方です」と言われ城崎は答えられない。

そして犯行の証拠として「浜村のパソコンを利用する」「誰もあんな新人の言う事なんて信じない」など来栖とのラインのやり取りがずらりと画面に映し出される。

「画面は偽物だ」と城崎は叫んでいた。

その言葉を打ち消すように来栖からの着信が画面に写しだされた。

「出なくていいんですか?」と高坂は言うが「今は…」と城崎は電話に出る事ができない。

「でしたら」と高坂がパソコンのキーを押すと

「おい、城崎。金が動いてないぞどうなってんだ?もしもし、おい」と来栖はキレていた。

実は半沢から指示があり城崎の身辺について調査が行われていた。

城崎は個人的に不動産投資をして大損害を出していた。

補填の為に闇金にまで手を出していたらしい。

動機は全て揃っていた。

瞳は城崎に向って「私の事なんて誰も信じないですか?でも居たんです。私を信じてくれた人が」と話す。

謹慎させられ落ち込んでいた瞳に高坂は「この前は何も言えずすみません。あなたの事を信じています。これ、あなたのくれたラッキーアイテムです」とネズミのUSBを見せる。

「半沢部長の言葉、やられたらやり返すでしたよね。まさに今がその時です。一緒に戦って無実を証明しましょう」と高坂は瞳に話す。

瞳は「無実を証明するだけじゃダメです。半沢部長の言葉には続きがあるんです。やられたらやり返すだけじゃない。やられたら倍返し」と二人は結束を固めた。

銀行に大金を預けるのは信頼があるからこそだ。

社員はプライドを持って仕事をしている。

高坂は「私利私欲の為にプロジェクトを食い物にし信頼を裏切った。あなたのような人がまた現れても必ず私は守って見せる。信頼する仲間と完璧なシステムを作って見せる」と城崎に詰め寄った。

逃げようとした来栖は若本に捕まり警察に引き渡された。

新システムの導入は延期になってしまった。

プロジェクトを進めていたスパイラル社の加納は新しい会社を立ち上げる事になった。

バーでは半沢と渡真利が待ち合わせしていた。

半沢は「もう銀行に戻れると思ってない」と呟く。

「大和田は役員としてのうのうと生き残ってんだぞ。何とも思わないのか?やられたらやり返す。それが半沢直樹って男だろ?」と渡真利に言われる。

「セントラル証券に居る間はセントラル証券のルールの中で戦っていく。それが俺の流儀だ。いつか、俺はここでデカイ仕事をしてやる。銀行を見返してやるためにも」と半沢の秘めた闘志はまだ燃えていた。

高坂と瞳は二人で会っていた。

瞳は営業企画部に配属が決まり半沢の元で働く事になった事を高坂に報告する。

瞳は高坂がスパイラルに残ってくれて良かったと思うと話す。

「実は高坂さんに黙っていた事があります」と打ち明けられる。

何かと思いきや「前に高坂さんの職場にお邪魔した時、見ちゃったんです。レディーK。高坂さんだったんですね?」と嬉しそうに打ち明ける。

「俺が辞めようとしてるの引き留めたのって」と高坂が言うと「だって、この占い更新する人いなくなっちゃうでしょ?」と瞳は当然のように言う。

「俺は、てっきり…どうせなら最後まで知らない振りして欲しかった」と高坂は落ち込む。

瞳は「私もそう思ったんですけどねえ」と小声でささやきながらレディーKの占い通り「意中の相手に一つだけ秘密を打ち明けてみて」という占いの言葉を信じて実行していた。

「やっぱ俺、なんも信じない」と言う高坂に「私は信じますよ~」と瞳は高坂を追いかけながら言った。

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まとめ

ドラマ『半沢直樹Ⅱエピソードゼロ狙われた半沢直樹のパスワード』のネタバレ・あらすじをご紹介しました。